風来のシレン外伝女剣士アスカ見参!における不思議のダンジョンシリーズとしての魅力と今後の可能性

 『風来のシレン外伝女剣士アスカ見参!』(以下『アスカ』)は、2002年にチュンソフトから発売された、家庭用ゲーム機のドリームキャスト用ソフトである。後にWindows版として移植され、今なお高い人気を得ている。この作品の魅力と、今後の不思議のダンジョンシリーズの可能性について考察する。

 不思議のダンジョンとは、チュンソフトから発売もしくは発売を許諾されたローグライクゲームのことを指していう。不思議のダンジョンシリーズの第一作は、1993年に発売されたスーパーファミコン用ソフト『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』(以下『トルネコ』)であった。当時、一般のゲームユーザーにあまり馴染みの無かったダンジョン探索型ロールプレイングゲームの『ローグ』を、有名な『ドラゴンクエスト』の世界観やキャラクターを用いることによって、親しみやすいものとすることを狙っていた。

 そもそもロールプレイングゲームのロールプレイングとは「役割を演じる」という意味で、プレイヤーがゲーム内の主人公の「役割を演じ」て敵を倒したり目的を達成したりするゲームのことをいう。先述したロールプレイングゲームの代表作『ドラゴンクエスト』を例にとる。主人公は世界征服を企む竜王を倒すための旅をし、モンスターと戦うことによって自身のレベルを上げ、得たお金を用いて強力な武器や防具を買い、人々から情報を集めて最終的に竜王の待つ城へと行くことになる。ロールプレイングゲームには様々な種類があるが、この『ドラゴンクエスト』では、長い時間をかけて主人公のレベルを上げ、少しずつ強くなっていくことが特徴である。

 この『ドラゴンクエスト』の世界観を受け継いだ『トルネコ』だが、基本的なゲームシステムはローグに基づいているため、多くの『ドラゴンクエスト』ユーザーを混乱させた。一般的なロールプレイングゲームでは主人公が死んでも、以前セーブした状態に戻ったり、あるいは所持金が減るなどのペナルティを受けながらも復活したりすることが多い。つまり、今まで戦ってきたことで成長したレベルが元に戻ってしまうようなことは基本的に無いのである。しかし『トルネコ』では、主人公がモンスターに倒されると、ダンジョンの一番初めに戻されるばかりか、積み上げてきたレベルが1に戻されてしまう。そのため今までの『ドラゴンクエスト』に慣れてきたユーザーは、死ぬことによって元に戻されることに、大きな違和感を覚えた。また、ダンジョンの形やモンスターの配置、出現するアイテムは毎回ランダムであり、基本的に全く同じ冒険というものがない。

 しかしそれこそが『トルネコ』の特徴であり、面白味でもある。ゲーム内の主人公は死ぬことによって元の状態に戻ってしまうが、プレイヤーは死んだことを覚えている。つまり、ここでこういう行動をすれば死んでしまう、あそこでああすれば良かった、という経験が次の冒険に活きてくるのである。また、普通のロールプレイングゲームではセーブをして、死んだらそこから始めるということができる。しかし『トルネコ』では死んだ瞬間に自動的にセーブをされ、ゲーム機本体のリセットボタンを押しても死ぬ前の状態に戻ることはできない。死んだら初めからという緊張感が、プレイヤーを毎回興奮させるのである。不思議のダンジョンシリーズは「1000回遊べる」ことをキャッチコピーとしているが、ゲーム内の主人公ではなくプレイヤー自身が成長するゲームである以上、決して誇張表現とはいえない。

 『トルネコ』が発売された2年後には、同じスーパーファミコン用ソフトとして『不思議のダンジョン2 風来のシレン』(以下『シレン』)が発売される。こちらは『トルネコ』と違い、オリジナルの和風テイストなキャラクターたちが登場する。『トルネコ』で出来なかった要素を追加したりと、不思議のダンジョンとしての可能性をさらに感じさせる作品となった。

 さて、この『シレン』の続編『シレン2』の中で登場したのが女剣士アスカである。風来修行のために幼いシレンと旅を共にするアスカは、『シレン2』ではサブキャラクターであったが、2002年には冒頭の外伝作品『アスカ』の主人公となった。アスカは『シレン2』の後、シレンと別れて修行を続け、十六夜の里という村を訪れた。村では川から流れてくる毒の被害に悩まされており、村人たちを助けるため、アスカは毒を流していると思われる鋼賀忍者の里を目指す。

 基本的なゲームシステムは『トルネコ』などの不思議のダンジョンシリーズと同じである。ダンジョンを進み、敵を倒してレベルを上げていく。いくつかのお助け要素はあるものの、もちろん死んだら初めからである。ストーリーは長すぎず短すぎず、ほどよい雰囲気で進行していく。『トルネコ』の時からの伝統的なものとして、「もっと不思議のダンジョン」と呼ばれる種類のダンジョンがある。これは普通のダンジョンをさらに難しくしたもので、道具の持ち込みは不可能、レベルは1から、アイテムは未識別状態で落ちているなど、プレイヤーの今までの経験が問われるダンジョンとなっている。非常に多くの種類のダンジョンがあるこの『アスカ』でも「もっと不思議のダンジョン」がある。白蛇島というダンジョンがそれにあたり、Windows版では白蛇島をさらに難しくした裏白蛇島が存在するのだ。

 裏白蛇島は全99階層で構成されている。先へ進むほど強力な敵が現れ、特に最深層ではどれだけ強力な武器防具を持っていても、少しの油断あるいは運が悪いだけで簡単に死んでしまう。実力だけでも運だけでもクリアすることができない、不思議のダンジョンとしてはとてもバランスのとれたダンジョンであるといえるだろう。

 2008年にはWii用ソフト『シレン3』、ニンテンドーDS用ソフト『シレンDS2』が発売された。綺麗なグラフィックや新しいシステムが採用されたものの、今なお『アスカ』の人気は根強い。現在は不思議のダンジョンシリーズの新しい作品の発売は発表されていないが、今後も様々な作品が登場するであろう。不思議のダンジョンシリーズがなぜ人気なのか、不思議のダンジョンシリーズの根底にある『ローグ』がなぜ面白いのかといったことを改めて考え、これからの作品に期待したい。

…いや、最近試験とかでレポート書く機会が多くて……

自分の好きなテーマだったら書きやすいかなとか思って…試しに……

アスカが好きだからと思って書いてはみたんだけど、前半書いたら満足しちゃって
肝心のアスカの魅力についてそんなに述べてないという。

っつーかレポートって言えるのかなこんなん。
文章おかしい箇所ありそうだし。結論出てないし。
まず(以下○○)なんて使わないしね。

偉そうに言ってるけど俺ローグやったことないですからねwwwww
ちょっと書いてみたかっただけだから内容に誤りがあっても知らない知らない。
でも最後の「次回作ちゃんと作ってよ」的なところは超本心。

アホなことやってないで試験勉強するかー。

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