エシュロン -対NSA網侵入作戦- [DVD] ビデオメーカー 2008-06-04 by G-Tools |
冷戦時代、[NSA=アメリカ国家安全保障局]は巨額の資金を投入し、電話やファックス、電子メールを傍受、盗聴するシステム“エシュロン”を開発した。
当初はアメリカと敵対していたソ連を意識して軍事目的で作られたものだった。
しかし今、そのシステムは全世界をアメリカの監視下に置くための盗聴組織へと変貌したと噂される-。
その“エシュロン”に技術提供をする民間企業は、施設の利用を許可され、産業スパイ活動を行っているというのだ-。
この[エシュロン]に技術提供をする企業[ウェンデル・クランショー社]の盗聴システム[タンブルウィード]に関する機密文書を偶然手にした民間の女性フランチェスカ。
国家レベルの最重要機密を知ってしまった彼女は、たちまち[産業スパイ]に仕立て上げられ[NSA]と[ウェンデル・クランショー社]の標的となってしまう。
しかし、組織の卑劣極まりない行為を見かねた[NSA]エージェント(諜報員)のジェームズは、自らの立場を投げ打って彼女を助けることを決意する-。
ジェームズは[タンブルウィード]のシステムを逆に利用して、この国家レベルの盗聴行為を世間に暴こうとしていたのだ。
ジェームズは天才ハッカーと言われるジャンニを召集し、反撃体制を整える。
[NSA]側が周波数検知不可能な場所は、オゾンの濃度が減少しているところであることを突き止めた彼らは、イタリアのモンブラン山脈へと飛び立つ。
彼らは険しく連なる氷山の頂きから、超大国アメリカへの反撃をついに開始した―――!
あらすじなげー。
要は、エシュロンやべーから何とかしようぜっていう話。
オススメされたわけじゃなくて、タイトルに惹かれて借りたもの。
エシュロンっていう単語自体はシュタインズ・ゲートで知りました。
世界中のありとあらゆる電話やメールを監視できるっていう超パネェシステム。
色々と実在の噂があるようですが、各国政府などによって存在が認められたことは無いそうです。
まぁそういうエシュロンをテーマにした映画です。
とんでもない規模のシステムだし、NSAも相当関わってるであろうはずだけど、
映画自体の規模はそんなにめちゃくちゃデカいわけではなかったかな…。
舞台がアメリカやローマや色々ありますが。
あんまり書くとネタバレになるけど、盗聴し合うあたりとかは結構緊迫感あった。
でも全体的に、主人公側の考えというか行動がなんだか違和感。
ジェームズが、30年も勤めてた職場を捨ててまで助けに行くほどの心情がよく見えないし、
フランチェスカもそんな簡単にホイホイついていくかなぁ、とか。
映像もしっかりしてるし観てて面白くはあるけど、もうちょっと頑張れたんじゃ…っていう感想です。
というか最後の辺りが打ち切り決定した漫画のような展開に思えたんだけど、
続編とか考えてたのかなぁ。
ただ、まぁエシュロンが実在したら…って考えるきっかけになるのは良いかなぁ。