心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。
証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。
だがその魔手は彼女へと迫り――。
ネタバレは無し。
書店で表紙だけ見かけて（やっぱこういう表紙だと見ちゃうよね）、いつか読もうリストに追加してたんだけど、KindleUnlimitedで読めるということに気づいて最近ずっと読んでました。
というか会社の昼休憩の時にちょっとずつ。
殺人現場で被害者の降霊ができたり、犯人から罪悪感などの「匂い」のようなものを感じることができる翡翠さん。
ただそういう霊視は当然科学捜査では証拠になり得ないので、その霊視をヒントに推理作家の香月さんが論理を組み立てていくという。
例えば犯人の性別だけが霊視で分かってるんだけど、その時点で挙がってる容疑者はみんな性別が違うとかなんかそういうの。（確か）
超常的な力と推理を組み合わせて事件を解決していくぞー的なのがいくつかあり。
翡翠さんが可愛いんすよ。
これはネタバレにはならないと思うんだけど、本編で初登場の時じゃなくて2回目に出てきた時にハマった。
なるほどなーという。
んで、なんか本の帯で「すべてが、伏線。」みたいに書いてあるから、最後の方はどうなるのかなーと思ってたらもうさ。
えっ！！！！？？っていう。
僕ぁ推理小説読んでてもトリックなんて全然推理できないし、真相が分かったところで「そういうことかー」ってなるのを楽しんでるだけなんだけど、今回のはそこからまたちょっと一個飛び越えてました。
冒頭でも書いたように会社の昼休みの時間にちょっとずつ読んでるだけだったんだけど、さっきたまたま少し読み進めて「は！？」ってなって、最後の2割くらい（電子書籍だからページ数はわからん）を一気に読んでしまった。
もーーー完全に、まんまと、っていう感じでした。
あえて何なのかは書かないけど、これ好き。
ラノベほど砕けてはいないものの、そこそこ柔らかい書き方というか、非常に読みやすいです。
この作者の他の作品も気になるでこれは。
そして今ちょっとググって知ったけど相沢沙呼さんっちゅーのは男性なのか。
完全に女性だと思ってた。
そう考えると終盤のスカーフの話がなんともｗｗｗ
あーあと今この記事のアイキャッチ画像とか設定しようと表紙の絵見てたら「あー」ってなった。
これちょっともっかい読みたくなるな。
