自然豊かな高知の田舎に住む17歳の女子高校生・内藤鈴(すず)は、幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。
母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。
曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、親友に誘われ、全世界で50億人以上が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>に参加することに。<U>では、「As(アズ)」と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生きることができる。歌えないはずのすずだったが、「ベル」と名付けたAsとしては自然と歌うことができた。ベルの歌は瞬く間に話題となり、歌姫として世界中の人気者になっていく。
(長いので以下略)
未来のミライ観た時に、最新作が今劇場上映してるっていうのを知って観に行きました。
あらすじもほぼ読まず。
良かったです。
これは劇場で観て良かった。
歌とか音楽とか、すごく迫力があって、劇場で観る価値があると思う。
今やってる映画だし、一応以下ネタバレで。
ベルは最初「なんかケバいの出てきたなー」とか思ってしまったけど、全然変なキャラじゃなくて。
U(ユー)はもちろん架空だしどうやって作るんだよっていう感じなんだけど、
なんかそこを取り巻く環境というか、今のYouTubeだのSNSだのっていうのがすごく感じられた。
ぼくらのウォーゲームとかサマーウォーズの頃には完全に別世界の感覚だったんだけど、
だいぶ現実味が増してきてるというか。
どこの誰とも分からない人と通話するだとか、そういうのはもう今あるしね。
VTuber的な存在の「中の人」が気になる、みたいなのもあるし。
というかベルの中の人の方が可愛いという現実では稀な事態が。
そしてサックス吹いてるルカちゃんも可愛い。
細田監督作品の女の子大体可愛くてやばい。
竜が何か色々やってる時は正体が気になってて、
正体が分かった後は「何やってたんだっけ」ってなってしまった。
結局竜は何してたんだ。
壮大なオフ会でちょっと感動ムードになっちゃったけど、ベルと竜の関係性の理解がちょっと足りんかった。
美女と野獣っぽかったね。
あとあれね、「U」と「竜」が発音かなり似てるから、
「ん、今どっちのこと言った?」ってなる時があった。
しかし現実と仮想世界の行き来というか、両方ともがうまく描かれてるなーと思う。
バケモノの子でも2つの世界を行き来してたけど、今回の場合は互いに繋がってるし。
Uは架空の存在ではあるけれども、ネットを通じて繋がるっていうのは身近になりましたね。
あとこれはまた聖地巡礼したくなるアニメ……!
高知新聞のホームページに記事がありました。
JR伊野駅とか絶対行きたいやつやん。
地元ではラッピングバスも走ってるようで、これは羨ましい。
なかなか旅行とかも行けないご時世になっちゃってるけど、終息したらぜひ行きたいね。