第9地区 [DVD] ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-11-23 by G-Tools |
あるものはエイリアンによる侵略を恐れ、あるものは技術の革新的な発展がもたらされると期待したが、宇宙船はヨハネスブルグ上空に浮かんだまま、動こうとしない。
しびれを切らした南アフリカ政府は偵察隊を派遣。船内で彼らを待ち受けていたのは、弱り果てたエイリアンの群れだった。
彼らは故障した宇宙船に乗った難民に過ぎなかったのだ。
それから28年後、難民として生活するエイリアンと人間が暮らす共同居住区“第9地区”はスラムと化していた。
超国家機関MNUはエイリアンの強制移住を決定し、ヴィカスという男を現場責任者に指名する。
彼は立ち退きの通達をして回るうち、知らずに人類とエイリアンの歴史を変える大事件の引き金を引いてしまう―。
たまたま準新作が100円で借りれる日に行って、
せっかくだから何か新しいの観ようかと思って借りてきたやつ。
つい最近W杯もやったあのヨハネスブルグに、宇宙船が現れます。
どうやら宇宙船は動かないみたいで、中にはエイリアンの難民がたくさん。
ヨハネスブルグにエイリアン居住区を作って隔離して早20年。
特別友好的ではないけれども、一応なんとか共生できてる感じ。
アマゾンのあらすじだと28年になってんね。20年だけど。
エイリアンが襲ってきた!戦争だ!
っていうのじゃなくて、あくまでも現代的なお話。
エイリアンたちの見た目は、↑をもうちょっと可愛くしたような格好。
見た目とかから「エビ」って呼ばれてます。
まぁ人間から見たら化け物なんだけどww
なんか言葉も通じるみたいで、知能は高いです。
っていうかあんだけすごい宇宙船作れるくらいだから人間より遥かに頭良いはずだわなww
最初から英語が通じたのか分かんないけど、20年の間にみんなマスターしたんですかね。
吹き替えと日本語字幕表示で観てたけど、
吹き替えじゃない方がエイリアンの言葉がそれっぽくていいなぁ。
エイリアンとの遭遇から20年も経ってる設定なので、
人間も別にエビたちにめちゃくちゃビビるわけでもなく、
変な風に言えば、白人が黒人を差別するような接し方。
エビたちが住む第9地区にも人間のギャングみたいなのがいて、
エビたち相手に違法な商売をしてたり。
むしろこいつらの方が異星間交友うまいじゃんとか思うんだけどwww
エイリアン、政府の機関、地元のギャング、それと主人公のヴィカス。
大体これらが色々やって話が進んでいきます。
始まって早々、ドキュメンタリー風になってて面白いなーと思った。
色んな人に、世界まる見えとかアンビリバボーみたいなインタビューして
「エイリアンには早く出て行ってもらいたいね」とか
「まさかヴィカスがあんなことなるなんて、思わなかったよ」とか。
ナレーションに状況を説明させる代わりに、そういう映像をはさむ感じで。
ハンディカメラの映像も使われて、画質の悪い中にCGのエイリアンが動いてたりして面白い。
普通の映画の映像と違って手振れもあったりで、そういうのがまたリアル。
ザ・コンタクト(笑)と違って、それがちゃんとした演出になってる。
直接ストーリーには出ないけど、エイリアンを守ろうとする人権団体もあるみたいです。
観てて思ったんだけど、絶対的な正義とか悪とか無いんですよね。
エイリアンも人間もギャングも主人公も、それぞれがそれぞれの正義で動いてる感じ。
ギャングの正義ってのはちょっとおかしいけどww
これは面白かった。
最後のクリストファーのセリフがかっこよくて印象的。
全然内容知らなかったけど、観て良かった。