ストレイト・ストーリー

アルヴィンは、娘と2人暮らしの老人である。その彼のもとに兄が心臓発作で倒れたと連絡が入り、彼は時速8キロのポンコツトラクターで、兄のもとへと向かう。

このおじいちゃんのくり広げるロードムービーの魅力は、なんといってもアルヴィン演じるリチャード・ファーンズワースにつきる。

彼が旅を通して出会ったさまざまな人たちに語る、自分の人生。

年輪を重ねてきた人でなければ語れない深みある言葉の数々には、じっと耳を傾けずにはいられない。

そこにはユーモアもあり、思わず涙する感動もあるのだ。

観たよ！

とてもゆっくりした映画。

500kmも離れた兄のところへ行く弟。

といってもかなりのおじいちゃんなんだけど。

田舎道を何週間もかけて進む間に、トラブルがあったり、色んな人と出会ったり。

人物像とかがよく分かってないまま旅を始めちゃうんだけど、

だんだんと主人公や娘のことが分かってきて面白い。

下り坂でコントロール効かなくなったことがあるくらいで、

特別ド派手なシーンがあるわけじゃなく、だいたい静かに進んでいきます。

田舎ってこともあるのかもしれないけど、出会う人がみんな結構いい人でいい人で。

戦争へ行った時の辛い話をしたり、兄弟というものの話をしたり、

若者には年をとることの話をしたり。

何年かに一度観ると、また感じ方が変わるかもこの映画。

老人になって観たらまた全然違ったりとか。

一つだけ、これは自分の知識の無さが悪いんだけど、

まぁアメリカが舞台なんですが、地名言われても距離感がよく分かんなかったのが残念ｗｗｗ

500kmっていうと、東京から広島あたり…？　直線距離でだと。

その距離をトラクターで行くってんだからそりゃ驚くわなぁ。

実話に基づく映画らしいですね。

また観たい。

ブルーレイとか出ればいいのになー。