パラドックス・ハプニング [DVD] ラインコミュニケーションズ 2010-12-15 by G-Tools |
現実と非現実、偶然と必然が複雑に重なり合うサスペンス・ドラマ。
人気急上昇中の新人女優。
浮かない表情の先にあるものは…。
人気ボーカリストの苛立ち、家出最中の女子高生の悩み、少女を天使と思い込む男性の孤独。
何が現実で何が夢なのかさえ分からぬまま、時間の迷路に迷い込む。
様々な人生の揺らめきが奇妙な時間の中で交差していく。
申し訳ないけど、意味の分からない映画だった。
いや、話を完璧に理解したらそれなりに面白いかもしれないけど、
自分には、そこまでの努力をしたくなるような気力は生まれなかった。
映画って、最初の部分で凝った演出とかするじゃないですか。
昨日観たパーフェクト ワールドみたいに、最初はよく分かんないけど、後になって意味が分かる、みたいな。
プロローグ的な、ああいうフワフワした感じ。
それが97分続く感じ。
パッと見ちゃんとした映像なんだけど、話が全然分からない。
色んな登場人物がいて、それが後になって繋がってくる、っていう感じなんだろうけど、
とにかくよく分からない。
面白いとかつまんないとかじゃなくて、分かんない。
自分の観方も悪かったかもしれんね。
でも本当に分からない。
透明人間以来、映画は観ながら感想とかメモしてます。
大体どの映画もメモ帳見開き2ページ分書くんだけど、
この映画はちょろっとしか書けなかった。
それも半分以上は「よく分からん」。
終盤で怒涛の展開が待ってるのかと思いきや、特にそういうことは無く。
この映画を観ていて一番心を動かされたのは、スタッフロールが流れた時。
「え、この終わり方!?」っていう。
びっくりしました。
大体どんな映画でも、あーそろそろスタッフロールかなーってのはなんとなく分かるけど、
これは本当に不意打ちだった。
誰が主人公で、どういう出来事があって、何が解決できて、何が残って、結局どうなったのか。
観ていて全然分からなかった。
一般人が、ピカソの絵の凄さがいまいちピンと来ないのと同じように、
この映画もひょっとしたらものすごい、とてつもない、半端なくヤバイ映画なのかもしれないけど、
分からなかった。
キャッチコピーとか、あらすじ見た感じだと面白そうだったのになぁ。
分からない映画。