【28】パラドックス・ハプニング

B0049WAO06 パラドックス・ハプニング [DVD]
ラインコミュニケーションズ 2010-12-15

by G-Tools

現実と非現実、偶然と必然が複雑に重なり合うサスペンス・ドラマ。
人気急上昇中の新人女優。
浮かない表情の先にあるものは…。
人気ボーカリストの苛立ち、家出最中の女子高生の悩み、少女を天使と思い込む男性の孤独。
何が現実で何が夢なのかさえ分からぬまま、時間の迷路に迷い込む。
様々な人生の揺らめきが奇妙な時間の中で交差していく。
申し訳ないけど、意味の分からない映画だった。
いや、話を完璧に理解したらそれなりに面白いかもしれないけど、
自分には、そこまでの努力をしたくなるような気力は生まれなかった。
映画って、最初の部分で凝った演出とかするじゃないですか。
昨日観たパーフェクト ワールドみたいに、最初はよく分かんないけど、後になって意味が分かる、みたいな。
プロローグ的な、ああいうフワフワした感じ。
それが97分続く感じ。
パッと見ちゃんとした映像なんだけど、話が全然分からない。
色んな登場人物がいて、それが後になって繋がってくる、っていう感じなんだろうけど、
とにかくよく分からない。
面白いとかつまんないとかじゃなくて、分かんない。
自分の観方も悪かったかもしれんね。
でも本当に分からない。
透明人間以来、映画は観ながら感想とかメモしてます。
大体どの映画もメモ帳見開き2ページ分書くんだけど、
この映画はちょろっとしか書けなかった。
それも半分以上は「よく分からん」。
終盤で怒涛の展開が待ってるのかと思いきや、特にそういうことは無く。
この映画を観ていて一番心を動かされたのは、スタッフロールが流れた時。
「え、この終わり方!?」っていう。
びっくりしました。
大体どんな映画でも、あーそろそろスタッフロールかなーってのはなんとなく分かるけど、
これは本当に不意打ちだった。
誰が主人公で、どういう出来事があって、何が解決できて、何が残って、結局どうなったのか。
観ていて全然分からなかった。
一般人が、ピカソの絵の凄さがいまいちピンと来ないのと同じように、
この映画もひょっとしたらものすごい、とてつもない、半端なくヤバイ映画なのかもしれないけど、
分からなかった。
キャッチコピーとか、あらすじ見た感じだと面白そうだったのになぁ。
分からない映画。

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