うみねこのなく頃に散EP8読了

以下、ネタバレ含む感想

 ↓ ↓ ↓

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あぁ、読み終わった…。

EP8を読み終わったばかりの今の感想としては、

もやもや。

なんか、もやもやしたまま終わっちゃったなぁというイメージ。
これからうみねこ礼が出て、そこでまた新たに真相が明らかになるかもしれないけど、
とりあえず本編としてはこれで終わりなわけで、
正直「え、これで終わり?」的な感じは否めなかった。

読み終わった時点での爽快感というかスッキリ感というか、
そういうのはひぐらしの方が上でした。

EP4まではとにかく戦人が主人公で、
戦人が魔女と戦うっていう姿勢を貫いていたので、それでもまだ分かりやすかった。

EP5以降は戦人が真相に至って、読者は分かってないのに、
「俺は全てを理解したんだ…」とか一人で言ってるので、おいてけぼり感も。

結局、うみねこのなく頃にって、何だったんだろう…。

自分の恋心に気付いてもらえなかったヤスが、戦人に思い出してもらうために、

…何をしたの?

真実は猫箱の中、っていう感じで片付けられてしまったけど、
一番知りたかった、戦人とベアトの間に何があったのかっていうのが分からない。

そこはもう、読者のご想像にお任せしますっていう感じなのかな…。
なんかすっきりしない。

個々のゲームにおいて、それぞれの殺人は単なるゲームだから
例え動機が無くても赤字に反しなければ誰でも殺人ができる、っていうのは分かる。

けど、EP1を読んでた当時はそんなルール知るわけもないし、
本当に真面目に推理してた人の方が困惑すると思う。

っていうかEP1当時は一体何を推理すれば良かったんだ…?

魔女はいるのかいないのか、っていうところから、
赤字やら青字やらのルールが出てきて、
それについて考えてたら戦人が一人で真相に至って、
上層世界の方で盛り上がっていって。

うーん。

個人的に、EP4、5くらいが一番楽しかったかなぁ。

人間しかいないと思っていた六軒島に、魔女やら七杭やら姉妹兵やらどんどん出てきて、
やりたい放題の虐殺ショー。

本当に面白かった。
初めてベアトリーチェとか七杭が出てきた時の衝撃は素晴らしかった。
えええええええええええ!!!!って感じで。

それらがだんだん、幻想に過ぎないじゃんって流れになった辺りから、妙に寂しく。

なんだろう、真相を知るっていうのはこういうことなのかなぁ。

どういうことだよ!って不満げに言ってるうちの方が楽しくて、
いざ知ってしまえば、なーんだ、で終わっちゃって。

金蔵に与えられた10tの黄金とかも、
その存在自体が怪しかったころは本当に神秘的というか謎めいていたというか。

イタリア軍がどうのこうのっていう話を知ってしまえば、
あーそういうことなのね、で考えるのをやめちゃうし。

これからも長く推理をし続けてほしいから六軒島の真相を明らかにしない、
っていうのも分かるけど、でもやっぱり知りたい。
でも知るとつまらないことなのかも。

色々とわがままな言い分かもしれないですね。

でもプレイヤーが縁寿と一緒になって真相を知ることが出来るのかと思ってたから、
またも縁寿一人だけ真相に至って、おいてけぼり感。

それが竜騎士07さんの考えなら、否定しても仕方ないけど。

んー、でもEP1からずいぶん長いこと沢山の人に推理されてたんだから、
ある程度の種明かしはしてほしかったなぁ。

でもたぶんこれ、ものすごく賛否両論とか色んな意見あるんじゃないかな。
100人読めば100通りの感じ方がありそう。
それは本当に凄い作品だからこそだろうけど。

なんというか、相当壮大な話なんですよね。
過去現在未来、ゲーム盤、上層世界等々、とにかくたくさんの舞台。
そして一体何人くらい出てきたのかパッと言えないくらい大勢のキャラクター。

その上、事実なのか虚実なのか分からない描写もあり、
何をどう考えればいいのか、そもそも何が起こってるのか理解するので精一杯。

もちろんEP8までに、たくさんの真実が明らかになったけど、
そもそもの謎が多すぎるから、風呂敷を畳みきれてないような。

猫箱の中身は分からないとか言うけど、
戦人が生きてるなら真実を教えてくれればいいのに。

というか、戦人が生き残ってたっていうことで、またさらに謎が増えたりしてるんだよなwwww
なんでお前だけ生きてんだよwwwwwwwww

六軒島で何があったかは一切分からないっていうことは、真実だけを集めると、

1986年10月4日の親族会議に、縁寿を除く18人(17人、16人)が集まった。
絵羽だけが九羽鳥庵にいて爆発事故を免れた。
死んだと思われていた戦人が生きていて数十年後に縁寿と再開した。

うーん。
なんだろう。推理できるのかこれは。

本当の真実以外の、ゲーム盤であった殺人が一切関係無いなら、
手掛かり少なすぎてどうとでも考えられそう。

そもそも事件なんか何も無くて、一人で碑文を解いた絵羽が生き残った、とか。
使用人一同が
黄金を横取りするために結託したけど失敗した、とか。
右代宮家を恨んでいた戦人が、みんなを皆殺しにするために6年ぶりに島に行った、とか。

なんか……

この記事を書き始めた時は全然考えてなかったけど、戦人怪しすぎないか……?

記憶喪失になったのは事故だとしても、いとこも連れずに一人だけ逃げて、
さらにあの時、インゴット持ってボート乗ってたよなwwww

あのボートも、もしかして戦人が自分で用意してたやつとかじゃないの。
戦人が犯人であることを知ってるからこそ、絵羽はそれを縁寿に隠してた。
戦人も、それを縁寿に知られたくなかったから、真実なんて知らなくていい、って言ってた。

縁寿が一応の真実を知った時も、なんか一時的におかしくなってたよね?
やっぱこの辺じゃないの。

上層世界での、戦人とベアトのイチャコラはあるけど、
下層世界においてはそんな話も一切無く、
果たしてヤスが戦人に恋心を抱いていたのかすら怪しく…。

そこまで考えると、さらにもうワケ分かんなくなってくるなぁ。
各ゲームの殺人はともかく、六軒島の真相という意味では、戦人犯人説を強く支持したいと思います。
また他の人の考察とかも見ながら、その辺は改めて考えていこうかなぁ。

各ゲームの殺人は、全てゲームなんだから推理しても意味無いみたいなレスもあったけど、
あれはあれで推理はできるでしょ。
答えは提示されないだけで。
なんか推理すること自体おかしいみたいな風に言われてる感じで、そこは納得できなかった。

あれも、赤字や青字のルールがあって、ロジックエラーにならないように、
全て人間犯人説で説明できるように作られてたはずだから。
ゲームだから誰が犯人でもおかしくなくて、たぶん動機もそんなに重要じゃないと思うけど。

ただ、それも明確な答えが出ないから、結局もやもやしたままなんだけどなーwwwww

もうむしろ魔法で殺人してましたって言ってくれた方がすっきりするwwwwwwwwww

まぁ、読み終わった時点での感想はこんな感じ。

うみねこは凄く面白かったです。
ただミステリーとかファンタジーとかやって、風呂敷広げまくった割には綺麗に完結できてない気がする。
最初から「礼」ありきで作られてるのかもしれないから、それを読むまで分かんないかもしれないけど。

「翼」の方はどういう内容なのか全然知らなくて、今ちらっとWikipedia見たら、
本編との関係性は薄いけど、EP8でも解明されなかった謎が多少明らかになってるということなので、
いずれそちらも読みます。

最終的な評価だとかは、翼も礼も読んでからですね。

ひぐらしは基本的に圭一が主人公で、圭一と同じように物語を追えたから分かりやすかった。
うみねこは視点もぐるぐる変わって、何を考えたらいいのかすら分からず、とにかく難しかった。

今の時点では、そんな感じ。

うみねこのなく頃に、読めて凄く良かったです。
真相はどうあれ、これは事実。

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