ある日、突然起こったロッキー山脈の大噴火。
犠牲者を食い止めるため、この溶岩の流れを変えることができるのか！？
ロッキー山脈の巨大ダムを爆破し、北米の危機に立ち向かう火山学者の姿を描くパニック・ムービー！
これも、Amazonでの取り扱いなし。
なんだろう、
つまんない映画は扱ってないのかなAmazon。
観始めて15分くらいで、安っぽい雰囲気がプンプン漂ってました。
溶岩が流れ出して、街が飲み込まれそうになって、それを食い止めるお話。
登場人物、5人。
死んだお婆ちゃんを含めれば6人。
一家族だけしか出てきません。
溶岩は流れてくるんだけど、人間と同時に映すシーンはほぼ皆無。
何かの資料映像のようなものを適宜はさむだけ。
確かにそれ自体は迫力あるんだけど、特に面白くもない。
パッケージの絵みたいなことにもならないです。
燃えてるシーンでいえば、エスターの方がまだ迫力があった。
家族の絆をやけに強調され、感動的な演出はあるんだけど、
いや、そもそも俺この家族のこと知らんし…。
家に飛んできた溶岩が当たったのか爆発したのか（車のガラスに映ったCGを見ただけで、ちゃんとした様子は見えなかった）して、
ものすごく悲しい音楽が流れるも、
全然感情移入できない。
洞窟の中で、体がひっかかっちゃったよー助けてー、お母さん今助けるわー！
とかやってるシーン、茶番もいいとこ。
シェルターに避難して酸欠で死にそうになるとか何考えてるのか。
火山の研究とかしてる学者なんだろうけど、流れる溶岩を食い止める方法を考え付きます。
「ダムを壊そう！」
！？
大量の水をかけることによって溶岩を冷ましてしまおうという考えらしいけど、
放水ならともかく、何の権限があってダムの破壊など出来るのか。
ダムの専門家でもあるまいに、そんな新たな災害に繋がりかねないことをするとは。
というかこれだけの大災害で、軍とか出動してないのか。
そしてダムを破壊。
なんか雪崩を引き起こす用のミサイルみたいなものを2発当てて、簡単にダム崩壊。
災害云々関係なく、このダムあぶねーよ。
そしてダムの水が溶岩へ。
どう見ても、文字通り焼け石に水なんだけど、
これでなんとか食い止めることに成功した模様。
海の中でも勢いを止めない溶岩の映像とか見たことあるけど…。
そしてダムを破壊した家族は、みんな揃って笑顔で明後日の方向を向きます。
なんかここで噴いた。
火山灰が鬼のように降り注いでいたり、かと思えばちょっと離れた場所ではものすごくいい天気だったり、
その辺が結構雑でした。
世界的な大災害の割には、この家族周辺のことしかやってないし。
洞窟も明らかにセットだし。
まぁザ・B級映画っていう感じでした。
災害はいつでも起こりうるのですよ、っていうのを伝えたかったのは分かるけど、
映画としては別に面白くなかった。
そしてやっぱり邦題詐欺。
いや、タイトルそのものは別にいいんだけど、
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どう考えても、デイ・アフター・トゥモロー人気に便乗した名前のつけ方。
しかもパッケージまで。
上の画像と見比べてみて下さい。
まぁ本家と別に関係無い映画だろうなってのは最初から分かってたけどさ。
ちなみに原題は『LAVA STORM』。
全然違う姿になってしまった…。
原題と邦題が違うのが駄目っていうわけじゃなくて、
明らかにおかしな売り方してるのが…。
かっこいい邦題とかも色々あるのに、そういう風にして売れないものか。
もしアメリカで、正統な「ターミネーター4」が製作されたりしたら、
日本ではどんな風に売り出すんでしょう。
