【映画】バケモノの子

この世界には人間の世界とは別に、もうひとつ「バケモノ」たちが住む世界がある。
渋谷の街と平行しているバケモノの世界【渋天街<じゅうてんがい>】だ。
ある日、バケモノ・熊徹に出会った少年・蓮は強さを求め、バケモノの世界へ行くことを決意した。
少年は熊徹の弟子となり、九太という新しい名前を授けられる。
当初はことあるごとにぶつかり合う2人だったが、いつしか本当の親子のような絆が芽生え始める。
少年が逞しい青年となったある日。
偶然にも渋天街から渋谷へ戻った九太は、高校生の少女・楓と出会う。
新しい世界や価値観を教えてくれる楓との出会いによって、九太は自身が本当に生きるべき世界を模索し始める。
そんな時、渋谷と渋天街の2つの世界が危機に陥る。

竜とそばかすの姫を観ようと思って、そしたら先に他の細田監督作品観ておこうと。

これもあらすじすら全く読まずに観始めてパティーン。
初っ端のセリフが大泉洋っていうのは一瞬で分かったww
最初はどういう話なのかと思ったけど、だんだんなるほどと。

良かった。
なんだろうなー、これは感想書くのが難しい。
そもそもジャンルがよく分からんね。
アクションなのかSFなのか冒険ものなのか青春ものなのか。

特に物語の核心に触れるわけではないけど、一応以下ネタバレで。

九太と熊徹、決して仲がいいと言えるような関係ではないんだけど、
もうそういうのを超越した関係になっているというか。

「あんたと話すといつもこうなるよな。俺の話も聞かず自分ばっか勝手にわめいて」
っていう静かなセリフが、なんか本当に思春期の息子と父親との会話みたい。
熊徹も九太もどっちも不器用なのよねぇ。

多々良も百秋坊も、二人を見守るいいキャラなんだよなぁ。
特に、最初は追い返せとか言ってた多々良が最後の方でだいぶ変わってたのがグッとくる。
しかしチコは結局何だったんだ。

17、18歳くらいの年頃の心の内を表現したような映画だなと感じました。
親との衝突とか、勉強とか進路とか、自分が一体何者なのかっていう悩む感じとか。

難しいね。
でも胸の中の剣、いいじゃない。

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