【15】透明人間

B000ECY5GO 透明人間 [DVD]
H・G・ウェルズ
パンド 2006-04-07

by G-Tools

目に見えない人間の狂気が引き起こす恐怖を描いたH・G・ウェルズの古典名作を最新の技術で映画化したSFサスペンス。
米政府による“インビジブル・プロジェクト”の被験者となったフォークスとコール。
実験は成功し、ふたりは無事に透明人間になるが…。
こりゃまた酷い映画を観てしまった。
パッケージかっこいいし、原作がH・G・ウェルズだからそれなりに凄い作品なのかなと思ったら全然そんなことはなく。
まず展開が突然過ぎて、開幕から視聴者おいてけぼり。
俺は何か大切なシーンを見逃したのか?
それともこれは何かの続編なのか?
そんな疑問が終止頭の中を駆け巡ってました。
それくらい全ての展開がとにかく早く、かといって迫力があるのかと言われたらそうじゃない。
なんかメリハリが無くて、ずーっと同じテンションで進むストーリー。
何かのダイジェスト版かと思った。
っつーか、本当にダイジェスト版っていう言い方が正しいかもしれん。
うわー透明人間が現れたー! とか
ついに透明人間の開発に成功じゃー! とか
そういうの一切なしで、もう透明人間がいるのが当たり前じゃん状態からスタート。
どういうことなの…。
ザ・コンタクトとかJIGSAW デス・マシーンでもそうだったように、
会話シーンが顔のアップを交互に映すだけ、っていうのが多かった。
面白くない映画の共通点の一つかも分からんね。
まぁでも、相当古そうな映画だから、そんなにボロクソ言ってもしょうがないよなぁと。
DVDなんですがとにかく画質が悪くて、ふるーい映画だっていう雰囲気がプンプン。
80年代後半くらいに作られたのかなぁ。
って思ってたら、なんか物語の中のある人の日記で「1999年」っていう記述が。
(´・ω・)?
あぁ、近未来が舞台だったのね。
透明人間なんだけど、なんか水銀を駆使して開発されたようです。
近未来が舞台なら仕方ない。
と思ってたら、ごく普通の携帯電話が登場。
おい、もしかして…。
今調べてみたら、公開されたのが2001年だったようです。
というかこの映画に関する情報が少なすぎて探すの大変だった。
2001年って…。
たぶん超低予算で頑張って作ったんだろうけど、
話の展開、カメラの質の悪さ、中途半端なCGなどなど、ちょっとさすがに酷すぎた。
80分という、本当は非常に短い映画なんですが、この80分がものすごく長かった…。
というか、途中で明らかにCMカットしましたみたいな暗転とかあったけど、
ひょっとして映画じゃなくてミニドラマ的なのをくっつけただけなのか…?
気にはなりますが、別にそんなに調べようとは思わないので誰か調べて下さい。
題材は面白そうなんだけどなー。
透明人間になれたものの、色んな辛い出来事に直面したりとかしてたし。
それらを、あたかも他人事のごとく適当に乗り越えていきましたがね。
観てて全く面白くなかったけど、JIGSAW デス・マシーン超えまではいかなかった。
退屈ではあったけど苦痛ではなかったです。
いや別に全然褒めてないんだけどさ。
主人公、及び登場人物への感情移入のできなさ、非現実的なストーリー展開がハンパなかったため、
2011年ふくだべおいてけぼり賞の最有力候補作です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする