【小説】ユリゴコロ

ユリゴコロ

ある一家で見つかった「ユリゴコロ」と題された4冊のノート。
それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。
この一家の過去にいったい何があったのか―。
絶望的な暗黒の世界から一転、深い愛へと辿り着くラストまで、ページを繰る手が止まらない衝撃の恋愛ミステリー!
各誌ミステリーランキングの上位に輝き、第14回大藪春彦賞を受賞した超話題作!

本読みてー、と思って図書館へ。
何を借りようか迷ってたんだけど、タイトルのユリって言葉が目についたというだけの理由で借りてきました。
内容全く知らないし、↑に貼り付けたようなあらすじも知らない状態で読み始めました。
なんか目次のページすら破られてしまったのか無くて、どんな話だか全然分からず。
本の最初に帯が貼られてて、唯一、なんか殺人が関係したようなことだけは分かってた。

ある日主人公は、押入れの奥にひっそりと隠されていた4冊のノートを発見。
なんだこれと思って読んでみると、「私」が殺人をしたというような告白文が書かれた内容。
創作なのか、事実なのか、そもそも誰が書いたのか、全く分からない状態で読み進めていきます。

だんだんと真相が分かってきて、ノートも読み終えて、「はー、なるほどねー」みたいな感じにはなってたんだけど、最後の最後で大どんでん返し。
そもそもそんなどんでん返しがあるなんてことすら想像してなかったから、そりゃもう衝撃ですよ。
やっぱ小説って面白いなー。
たぶん漫画とかドラマとかだったらここまでの衝撃は味わえてないと思う。
281ページやばいわー。

最初の最初は正直ちょっと退屈で眠くなってしまったりもしたけど、後半一気に読んでしまった。
たまたま適当に選んだ本でこれだもん。
世の中、読むべき本ってもっともっとあるよこれ。

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