雨上がりに咲く向日葵のように 「余命半年」宣告の先を生きるということ

雨上がりに咲く向日葵のように ~「余命半年」宣告の先を生きるということ

余命宣告を受けるも懸命に生きる姿がTVで話題の山下弘子さん、初の自著!
19歳で、2キログラムにもなる巨大な肝臓ガンを患い、「余命半年」宣告を受けた山下弘子さん。
その後、ガンの再発や肺への転移を経ながらも、生きる希望を失うことなく、全国で講演をしながら、全力で生きる!
その姿が、数々のニュース番組でも取り上げられて、話題になっています。
本書は、そんな彼女の初の自著!「死」と直面した彼女が辿りついた「幸せ」の境地とは?

創作物だけではなく、とにかく色々読んでみようと思って、書店で先ほど買った一冊。
TVで話題って書いてあるけど、そもそもテレビあんまり見ないので、全く存じておりませんでした。

肝臓がんを宣告された女性が、今までの経緯と、考え方を書いた本。
がん治療で出てくる専門用語などはよく分からないですが、全体的にとても読みやすく、一気に読んでしまいました。

自分はがんの知識なんて全く無いし、なんとなく怖いなぁと思ってるだけのレベルですが、色々と勉強になった気がします。
がんの治療というか、ものの考え方。

本文中でも言ってるし、最後の著者紹介のところにも書いてあるんだけど、「闘病中」ではなくてがんと「共生中」と書かれてます。
勿論がんは無くなった方がいいし、治せるものをわざわざ育ててるとかそういう意味ではなくて。
がんになったことで見えたもの、知ったものもあるので、目を背けるのではなく、生きるためにがんと向き合っていく??
みたいな感じでしょうか。
なんか自分が言葉にすると薄っぺらくていかん。

捉え方、考え方が変わるだけでプラスにもマイナスにもなる、という話は個人的にちょっとグサッときた。
「何故がん患者なのにそんなに明るく前向きなのか」
という疑問は、確かに自分も本を読み始める時はあったけど、読み終えてみれば、確かに
「がん患者イコール不幸な人生」と勝手にレッテル貼りをしていたんだなぁと思わされました。

何が幸せか不幸かを決めるのは他人ではなく自分であって、考え方ひとつで変わってくる。
んー、言葉にすると「そりゃそうだろ」とツッコまれそうだけど、この本を読んで、自分はそんなところが印象に残りました。

ブログをちらっと見たら、今も元気にされているようなので、そちらも改めてしっかり読んでみようと思いました。

山下弘子さんブログ「今を生きる」
http://ameblo.jp/hiroko2929

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